Topics : 基幹業務開発のQCDに対するサピエンスによる開発の優位性.3

それでは最後にサピエンス人口の拡大にお話させていただきます。

W.望まれるサピエンス人口の拡大

サピエンスは、コンピュータ業界で、ワールドワイドにみた場合、メジャーではありません。
コンピュータ業界の人ですら、知らない人が大半です。書店のコンピュータコーナには山のようにコンピュータ関連の書籍が並んでいます。その中にサピエンスについて書かれたものはありません自慢できる話ではないのですが、現実はそうです。
たまに、雑誌等に特集が出されて、大きく報道されることもあるのですが、一過性でなかなか継続的に扱われることがありません。 それでも成功事例が増えており、日本でもおおよそ150社に導入されています。

自慢できるのは、導入された各社では、常に成功し、お客様から高い評価を頂いていることです。

普及しない最大の理由は、お安いソフトではないことだと思っています。
数万円ないし、数十万円なら、手軽ですので、もっと普及するでしょう。残念ながら、ケタが違う価格です。従って所詮、個人、中小企業にとっては、取り扱うことが難しいものです。したがってサピエンスの対象市場は比較的狭いことになります。
常識的には、大企業、中堅以上企業向きです。従業員数でいえば、500人以上の企業様ではないでしょうか。プロジェクト規模でいえば、開発予算額の総額が最低でも2,000万円程度は必要でしょう。

それでも、このクラスの開発規模のプロジェクトは多いと思いますし、関係するIT関連者も、20万人以上の単位ではないでしょうか。一方、サピエンスを実務的に使っている人たちの数は総勢合わせても、2,000人程度ではないでしょうか。1%以下と思います。圧倒的に、普及していないのです。
私は、もっと多くのIT関連者が、サピエンスに接して欲しいものと考えています。

是非、弊社のHP内のサピエンス実演デモをご覧ください。

サピエンスデモ

また、サピエンス・ジャパン社のHPにアクセスしてみてください。

サピエンスジャパン社へのリンク

いずれ、時間があれば、サピエンス関連の書籍を出版したいものと考えてはいますが、諸般の理由でできていません。今回はメルマガの形式ではありましたが、本質は紹介できたものと考えております。

特にIT関連のリーダの方々にお願いいたします。

あなたのプロジェクトは、本当に、安全でしょうか。
もっと、開発を加速し、ジャストインで、経営を支援する必要があるのではないでしょうか。
今までの方法論に固執することなく、新しい方法論にチャレンジしてください。
必ずしもサピエンスにこだわっていただく必要はありませんが、先進的な方法論は色々と提示されています。これらの方法論は当然、ハイリスク・ハイリターンです。

一方何がとは特定いたしませんが、業界でこれが最新だといわれている「はやりの方法論」は、結構嘘が多いものです。
私達のように、この業界に身をおいて長くなる者にとりましては、今、騒がれている最新の方法論と言われているものでも、昔、私達が同じようなことを行なってきたものの焼き直しに過ぎないものが結構多いのです。
「はやりの方法論」を追って行なっても、黴の生えた古い方法論で安全と思う方法論で行なっても、何が面白いのでしょう。
所詮、今までの、要件定義が不完全だった、予想外に金がかかった、ということの繰り返しではないでしょうか。

プロジェクトは「はやりの方法論」を使って失敗した例も多くあります。
しかし、深い検討が行われた結果、成功した例も多く存在します。事を分ける本質は何でしょうか。一言にしていえば、業務の本質を理解し、業務システムのコンポーネントを巧みに設計したものは成功してきているものと、私は考えています。
過去の例でいえば、東京オリンピックや、銀行の第3次オン、大規模製造業の生産管理システム等をあげることができるでしょう。当時の貧弱なハードウエア環境で、かくも見事に、安全に、開発された実例があるのです。
私達は、これら先人達の苦労の上に、さらに新しい知恵を積み重ねていく必要があります。

余談になりますが、日本は、OS開発、言語開発、ミドルウエア開発の後進国です。
しかし、これらを利用した業務システムの開発につきましては、先進国と思っています。
私も業務システム開発につきましては、それなりの経験をもっているものと考えております。業務システム開発をご担当された方々のなかには、その苦労を知っている世界レベルの達人が多いはずです。それらの方々には、サピエンスの利点をご理解いただけるものと確信いたしております。

サピエンスはプログラム開発の方法論ではありません。業務システム開発の方法論です。

サピエンスは、多くの業務システム開発の失敗事例に学び、それを避けるという理念に立脚し、新しい知恵を作り出しています。
是非、サピエンスをご研究いただき、業務システム開発の劇的生産性の向上の本質をご理解いただければありがたい、と思っております。

ご疑問点等も多々あるかと存じます。 ご一報いただければ、喜んで参上のうえ、ご説明させていただきます。


基幹業務開発のQCDに対するサピエンスによる開発の優位性
  1. プログラムは悪である。これを解決しないとプロジェクトマネージは軽減できない。
  2. オブジェクト志向の限界、理解できる人口が少なすぎる。
  3. サピエンスの動作の本質
  4. 望まれるサピエンス人口の拡大(本ページ)

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